
現代の環境が“運気”を乱す時代へ|占いが古いのではなく生活が変わっただけ
こんにちは、星野ユリアです。
最近、SNSなどで「占いってもう時代遅れじゃない?」という言葉をよく見かけます。
でも私の実感としては、占いそのものが古いのではなく、私たちの暮らしと環境のほうが、昔とは比べものにならないほど変わってしまっただけなんです。
とくに、柔軟剤や洗剤の変化について書いたこちらの記事には、大きな反響がありました。
▶ 開運のつもりが逆効果?香りつき柔軟剤と運気のズレについて書いた記事はこちら
この記事では、
- なぜ「占い=古い」という誤解が生まれるのか
- 柔軟剤や洗剤、香りの使い方がどう運気に影響するのか
- 昔の“開運の常識”が通用しなくなっている理由
- 今の時代だからこそ、占いをどうアップデートして使えばいいのか
を、生活と環境の変化という視点からお話していきます。
はじめに|「占いは古い」という誤解はどこから来たのか?
占いと聞くと、
- 「当たる・当たらないの世界」
- 「ふわっとしたスピリチュアル」
- 「非科学的で、昔の人のもの」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、現代の占いは昔とは姿を大きく変えています。
- 西洋占星術:元々は天文学と深く結びついた体系
- 九星気学:地磁気や方位と行動パターンの関係性を読み解く学問
- 風水:建築・空間デザイン・環境心理ともリンクする知識
今の占いは、単に「運勢を占う」だけではなく、
自分の性質・行動パターン・環境との相性を理解し、生活を整えるための“情報ツール”になりつつあります。
占いは未来を決めつけるものではなく、
「今の自分と暮らしをどう整えるか?」を考えるための技術だと、私は考えています。
1章|占いは本当に古い?現代占いは“生活科学”とつながり始めている
占い=胡散臭いというイメージは、“昔の使われ方”の名残り
「占い=胡散臭い」「科学じゃない」というイメージは、
昔の「当たるか当たらないかだけで語られていた占い」の印象が強く残っているからこそ、起きる誤解でもあります。
ですが、現代の占いは、
- 心理学(心の癖・認知の傾向)
- 統計(傾向とパターン)
- 環境学(住まいや方位、空気・光)
- 身体感覚(疲労・睡眠・ストレス)
などと組み合わせて使われることも多くなってきました。
だからこそ、占いを「未来予言」だけで見てしまうと、
せっかくの“生活調整ツール”としての側面が見えなくなってしまうのです。
占いは“未来を決める”ものではなく“整える技術”
占いの本質は、未来を固定することではありません。
むしろ、
- 今の自分の状態(心・体・環境)
- これまでのクセやパターン
- ここから変えていけるポイント
- 運が動きやすいタイミング
を知ることで、「どう整えていけばいいか?」の道筋を見つけることにあります。

占は未来を決定づけるものでなく、少しでもいい選択をして理想の未来へ近づける。そんな案内ツールなのです。
勿論、引き寄せの法則など、多岐にわたる目に見えないものを解明していく非常に科学的、心理的世界なんです。
2章|日用品の進化が“運の流れ”を乱す時代に
強香性柔軟剤とマイクロカプセルの問題
最近の柔軟剤や洗剤には、
- 「香りが一日中続く」
- 「着る香水」
- 「マイクロカプセルで長時間キープ」
といったキャッチコピーが並びます。
このマイクロカプセル香料は、
一般的に PM1.0以下の非常に細かい粒子 で、衣類やタオル、寝具の繊維にしっかりと付着するよう設計されています。
問題は、
- 一度付着すると、洗濯で完全には落ちないこと
- 時間とともに酸化・劣化して、加齢臭のようなニオイの原因になること
- そのニオイを隠すために、さらに新しいカプセルを重ねる悪循環が起きること
です。
結果として、衣類は
- 古い酸化した香料
- 新しく重ねた強い香り
という二重の香りの層に包まれ、体温や汗と混ざるたびに重たく、不快な香りを発しやすくなってしまいます。
風水や気学の視点でいえば、これはまさに
「気の流れが淀んだ状態」に限りなく近いといえます。
洗濯槽の蓄積・酸化・不衛生の連鎖
マイクロカプセルは、衣類だけでなく洗濯槽の内側にも少しずつ蓄積します。
水回りや洗濯機を扱う業者の間では、
- 洗濯槽の裏側にカプセルの塊がこびりついている
- 石のように固まっていて、簡単には剥がれない
- カビや悪臭の原因になっている
といった声も出ているほどです。
つまり、
- 洗濯するほどマイクロカプセルが衣類と洗濯槽に溜まる
- 古い香料が酸化し、不衛生なニオイの元になる
- それを覆い隠すため、さらに柔軟剤を足す
(場合によりリニューアルでさらに量と香りをつよくして来ます)
という「洗濯=浄化」だった時代とは真逆のループが起きています。
昔ながらの天日干しが“最強だった”時代と、今の環境の違い
昔は、
- 無添加の石けん
- 十分なすすぎ
- 太陽光による殺菌
- 風に当てる乾燥
といったシンプルな方法が、エネルギー的にも最強の浄化とされていました。
しかし今は、大気そのものの質が変わっています。
化学物質過敏症の当事者の方々の中には、
- 雨水を採取して顕微鏡で見ると、破れたマイクロカプセルの残骸が多数見える
- 車のフロントガラスに付着したカプセルが確認できる
- シジミからフローラルな香りがする
という報告を、2012年より前から積み重ねてきた人たちもいます。
さらに、福岡工業大学などの研究では、
「検査した全員の肺や気道からマイクロプラスチックが検出された」という結果が報じられ、炎症との関連も示唆されています。
つまり、
「屋外の空気に洗濯物をさらせば浄化される」という前提そのものが、今の時代では成り立ちにくくなっている、ということです。

SNSでは、化学物質過敏症や香害被害者らには驚きはなく、「そりゃ、あんだけマイクロカプセル香料つけてたら当たりまえじゃん」といった。知ってたというような反応がほとんどでした。
現代では“室内の調整された空気”のほうが安全な場合もある
では、どうすればいいのか。
現代の環境を前提にするなら、
- マイクロカプセル香料のない無添加の洗剤・石けんを選ぶ
(シャボン玉せっけん、ミヨシの無添加せっけんなどが有名ですね。) - 空気清浄機(HEPAフィルター推奨)や除湿機を活用した室内干し
- 窓際の太陽光や風を「必要な分だけ」取り入れる
という「室内で空気を整える」方向が、安全性と運気の両面からも現実的だと考えています。
気の流れという視点で見ても、
- 澄んだ空気
- 乾いた環境
- 不要な香料が少ない空間
のほうが、明らかに気は整いやすいのです。
3章|香りの開運術が現代では通用しにくくなった理由
香水(揮発性)と柔軟剤(落ちないカプセル)の“構造の違い”
占いでは昔から、
- 恋愛運を上げるフローラルな香り
- 金運に相性がいいシトラス系
- 仕事運を整えるウッディ・スパイシー系
など、香りを使った開運法がよく扱われてきました。
ここでポイントになるのが、香水と柔軟剤の構造の違いです。
- 香水:揮発性の香料がアルコールなどに溶けており、時間の経過とともに空気中に飛び、水溶性でもあり洗えば水で落ちる。
(狙いの香りで引き寄せるというテクニックに香水をお勧めする理由の一つ) - 柔軟剤:マイクロカプセルに香料を閉じ込め、繊維に貼り付けて「落ちない香り」を作る。
(クリーニング業者ですら、落とせないと頭を悩ませることの多いマイクロカプセル。落とすコストだけでも水の浪費ですね)
つまり、香水は「まとっている時間を自分で選べる香り」ですが、
柔軟剤のカプセルは「自動的に衣類から出続ける香り」です。
香りが運気に影響する仕組みが、柔軟剤に上書きされる
本来、香水の香りは、
- トップ・ミドル・ラストと香りが変化していくストーリー
- その人の体温や肌の状態との相性
- 「ここぞ」という場面に合わせて選ぶ意図
によって、運気のスイッチを押すような役割を持ちます。
ところが、柔軟剤の強い香りが常にまとわりついていると、
- 香水の繊細な香りが柔軟剤に負けてしまう
- 香り同士が混ざって、不快なニオイに変質する
- 「自分に合う香り」の波長が、柔軟剤の香りに乱されてしまう
- 引き寄せたいものが、臭い同士の反発により遠ざかる
- 引き寄せたい願いで香水の使い分けが難しくなる
という現象が起きます。
その結果、
「香水で運を整えたいのに、下地になっている柔軟剤の香りがブレーキをかけてしまう」
という、昔にはなかった問題が出てきているのです。

マイクロカプセルだけじゃなく、柔軟剤や洗剤の種類の多さも相まってこの点は顕著に昔と違います。
特に、とある企業が試供品の洗剤を配った際。臭いとクレームを入れたのが昨年話題にもなり。香りがもう多すぎてすでに空気で混ざってるんですよね。

いい香り×いい香り=いい香りにはならない。ラーメンとチョコアイスがおいしいからと、混ぜたらおいしくなるか?といわれれば、それをおいしいと感じる人は少数派になるだろう。

化学物質過敏症患者でなくても、このあたりで不快感を感じる人がふえて。現在、香害という言葉もでてきてます。

コロナのマスクをきっかけに、周囲の香料が強すぎて、結局5類でマスクフリーになっても。外せないなんて人もいたりする。
香りアドバイスが「生活環境」で当たらなくなる現象
占いで「この香りがあなたの運気に合いますよ」とお伝えしても、
- 強い香りの柔軟剤を毎日使っている
- 寝具にもマイクロカプセルが蓄積している
- 部屋全体が人工香料で満たされている
といった環境では、香水の効果がほとんど出なかったり、逆に疲れやすくなってしまうことさえあります。
つまり、
「香りを変えれば運が上がる」という昔の前提は、
今の生活環境を整えないままでは成り立たないのです。

残念ながら、香りが反発。香水と同じ系統の香だとしても、酸化によりカオスな臭いになってしまいます。
4章|現代生活に合わせて“占いをどう使うか”が鍵になる
占いは“生活ナビゲーション”として使う時代へ
ここまで見てきたように、
- 洗剤・柔軟剤・大気中のマイクロカプセル
- 室内の空気環境
- 香りの重ね方
といった要素は、昔と比べものにならないほど複雑になっています。
だからこそ、占いは
- 「運気の良し悪し」を知るためだけのもの
- 「ラッキーアイテム」を教えてもらうだけのもの
ではなく、
「自分の性質と、今の生活環境をどう整えていけばいいか?」を考えるための
“生活ナビゲーションツール”として使うのが、現代的な使い方だと思っています。
“自分に合う行動パターン”を知ることの意味
たとえば、
- 星座:何を大事にすると心が安定するか
- 月星座:どんな場所や時間帯で一番落ち着くか
- 九星:動き方のクセや、変化への強さ・弱さ
- 手相:恋愛・仕事で出やすいパターン
こうした情報を知ることで、
- 「人が言うラッキー法」ではなく、自分に合う整え方を選べる
- 生活習慣の中で、どこを変えると効きやすいかが見えてくる
ようになります。
占いは、
「どのタイミングで、どこから手をつけると整いやすいか?」
を教えてくれる“地図”のようなものなのです。
5章|占いにもアップデートが必要な時代へ
昔の前提ではアドバイスが逆効果になり得る
もし占い師が、
- 昔の洗剤や生活環境を前提に
- 「洗濯はこまめにすると運が上がりますよ」
とだけ伝えたらどうなるでしょうか。
今のようにマイクロカプセル香料が主流の時代では、
- 洗濯するほどカプセルが衣類や洗濯槽に溜まる
- 酸化した香りとカビが増え、不衛生になっていく
- 結果として、むしろ運気を下げる行為になってしまう
という“昔とは逆の結果”になることも十分ありえます。
香りのアドバイスについても同じです。
柔軟剤カプセルがベースにある時点で、香水の開運効果は大きく削がれてしまうのに、
そこを考慮に入れないアドバイスは現実にフィットしません。
環境問題・マイクロカプセル・香りの科学を理解する必要性
だからこそ、現代の占いには、
- 日用品の性質(マイクロカプセル・香料・洗浄力)
- 住環境や大気の変化
- 睡眠・疲労・メンタルに関する知識
など、「生活科学」や「環境の変化」に関する理解が欠かせないと感じています。
占い師自身がアップデートされないまま、
昔の言葉だけでアドバイスをしてしまうと、
「運を整えるつもりが、知らないうちに運を削っている」
ということさえ起こりかねません。
6章|現代生活と運気を総合的に扱える占い師はほとんどいない
多くの占い師は「生活科学」を扱えない
これは批判ではなく現実として、
- マイクロカプセル香料や環境ホルモンの問題
- 空気清浄機・除湿機・室内干しの運気的な扱い
- 大気汚染と気の巡りの関係
までを踏まえたうえで占いができる人は、正直ほとんどいません。
ですが、「今の時代の運気」を本気で語ろうとすると、
どうしてもこうした領域と向き合わざるを得ません。
研究とアップデートを続けられる人だけが対応可能なテーマ
今回のようなテーマ──
- 日用品と運気
- マイクロカプセルと環境の変化
- 香りと生活動線
- それらをふまえた上での占いの使い方
は、正直なところ、研究とアップデートを続けている占い師でないと扱いきれません。
私自身、こうした視点を教えてくれたのは、
ずっと前から生活環境と運気の関係を研究し続けている、私の師匠である占い師の先生だけです。
必要な人のための案内|ユリアの先生のコミュニティ
現代生活 × 環境 × 香り × 運気――。
このすべてを総合的に扱いながら、占いをアップデートしている占い師は、私の知る限り本当にわずかです。
日用品や環境問題、分子栄養学、マイクロカプセルの問題に早くから着目し、
「今の生活に合わせて運を整えるにはどうすればいいか?」を研究し続けているのが、私の先生です。
もし、ここまで読んでくださったあなたが、
- 生活と運気のズレを本気で整えたい
- 柔軟剤や環境の話をふまえたうえで占いを学びたい
- 一般的な占いサービスでは物足りないと感じている
という方であれば、先生のコミュニティを一度覗いてみると、ヒントになるかもしれません。
▼ 星野ユリアの先生の研究コミュニティ(CAMPFIRE)
https://community.camp-fire.jp/projects/view/889073
※一般的な電話占いのように、誰でも・何でも受け付ける場ではありません。
※あくまで「必要な人のための導線」として、ここにだけさりげなく置いておきます。
※現在、ユリアの占はココナラの事情もあって、出品場所を選別している途中です。
まとめ|占いが古いのではなく、生活が変わりすぎた時代を生きているだけ
ここまでお話してきたように、
- 柔軟剤や洗剤の性質が変わった
- 大気中にマイクロカプセルが漂う時代になった
- 香りの重ね方によっては、運気を乱してしまう
という現実の中で、
「昔のままの開運法」や「昔の前提での占い」は、もうそのままでは通用しません。
占いが古いのではなく、
私たちの生活がものすごいスピードで変わってしまったのです。
だからこそ、
- 生活環境を整えること
- 自分の性質を理解すること
- 今の時代に合う形で占いを活用すること
この3つをセットで考えることが、
「現代の運気」を整える上で欠かせない視点だと感じています。
今日からできる“運を整える一歩”
- 柔軟剤・洗剤を見直してみる
マイクロカプセル香料が入っていないもの、香りが控えめなもの、無添加石けんなどに一度切り替えてみる。
(50代半ばの先生愛用、シャボン玉せっけん敏感肌用シャンプー。この手は先生の手です。ナチュラルな暮らしがいかにアンチエイジングや身体にいいか、爪の色も見てもらうとわかりやすいですね♪)https://room.rakuten.co.jp/room_9e39a2181f/items - 室内の空気環境を整える
空気清浄機や除湿機を活用し、洗濯物はなるべく「整えた空気」の中で干す。 - 香水は“適量で使ってみる
ナチュラルクリーニングに切り替えた上でやりましょう。じゃなければ意味がないどころか、悪いものを引き寄せることも多いです。 - 自分の星座・九星を調べてみる
「自分はどんな環境で整いやすいタイプか?」のヒントを、一度メモしてみる。 - 朝の光を5分だけ浴びる
カーテンを開けて太陽の光を取り入れ、呼吸を整える“浄化タイム”を作る。
大きな変化をしなくても大丈夫です。
小さな習慣を一つ変えるだけで、運気の流れは静かに、しかし確実に変わり始めます。
この記事が、
「占いは古い」と切り捨ててしまう前に、
“今の時代に合った整え方”を考えるきっかけになればうれしく思います。








コメント